トヨタ ヤリス クロス ハイブリッドZ(2WD)
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2020年9月1日
トヨタ、新型コンパクトSUV「ヤリス クロス」を発売|TOYOTA
TOYOTA Yaris CROSS|トヨタ ヤリス クロス
トヨタ、新型コンパクトSUV「ヤリス クロス」を発売
トヨタは8月31日、コンパクトSUVの新型「ヤリス クロス」を同日から発売した。
Text by HARA Akira
パワートレインは1.5リッターガソリンとハイブリッドの2種類
ヤリス クロスは、ヤリスシリーズならではの「軽快な走り」「先進の安全・安心技術」「低燃費」を受け継ぎつつ、これからの新しい時代に求められる、利便性にとどまらないコンパクトSUVとして新たな価値を追求して開発を進めてきたという。
具体的には、ヤリス同様、コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を採用。その性能を生かしきるパッケージとし、ヤリスの持つ「凝縮感」に加え、SUVならではの力強さ、存在感を表現したムダなくバランスのよい洗練されたプロポーションを実現した。また、コンパクトSUVでありながら、ユーティリティ性にこだわり抜いた荷室空間は、乗る人のアクティブライフをサポートするという。
ヤリス クロスのボディは全長4,180×全幅1,765×全高1,590mmと、ベースモデルのヤリスより少し大きなサイズ。パワートレインは最高出力120ps、最大トルク145Nmの1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンと、91ps/120Nmの1.5リッター エンジン+モーターのハイブリッドの2種類。ハイブリッドE-Fourモデルはフロント80ps/141Nm、リア5.3ps/52Nmのモーターを配した電気式4WDとなる。
TNGA思想に基づく「直列3気筒1.5リッター ダイナミックフォースエンジン」を採用した新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、SUVの常識を超えたクラス世界トップレベルの低燃費(2WDでWLTCモード30.8km/ℓ)を実現している。
ガソリン車には、路面状況に応じた走行支援を、3つのモードから選択できるマルチテレインセレクトなどSUVの走りを堪能できる機能を搭載。
ハイブリッド車ではさらに、アクセル操作に対するトルクを制御し、雪道など滑りやすい路面でのスムーズな発進に寄与するSNOWモード、および悪路において接地するタイヤに適切な駆動トルクを配分することで、スムーズな脱出に役立つTRAILモードをE-Four車に設定。
降坂時の車速を一定の低車速に保ち、安定走行に寄与するダウンヒルアシストコントロールはガソリン4WD車とE-Four車に搭載した。
エクステリアは、「Robust & Minimalist」の思想のもと、デザインキーワードを「ENERGETIC SMART」とし、アクティブで洗練されたバランスの良いプロポーションを追求。フロントからリヤコンビネーションランプまで高い位置で一気に通り抜ける水平基調の軸によるSUVらしい力強いサイドビューや、特徴的なキャラクターラインが、力強さとユーティリティを強調している。
リヤは、スクエア形状の中央部と大きな開口のバックドアが機能性の高さを訴求。大きく張り出したフェンダーが、フロント同様、力強さを表現している。
SUVトップクラスの荷室容量390リッターを実現
インテリアは、センターコンソールからディスプレイオーディオ(DA)にかけての縦方向の流れを強調することで、力強さを表現。視認性に優れたTFTカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイおよびメーター、DAの上方配置とヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用により、ドライバーの視線移動を最小限にすることで、運転に集中できるインテリアを実現(Eyes On The Roadコンセプト)している。
また、インストルメントパネル上部には、「スラッシュ成形」によるソフトパッドを採用。さらに、温かみのある新素材フェルトをドアトリムに広範囲に採用するなど、上質で心地よい室内空間とした。
荷室空間は、デッキボード下段時にはコンパクトSUVトップクラスの荷室容量390リッターを実現。スーツケース(110リッター)2個、またはゴルフバッグ(9.5インチ)2個を収納可能とするなど、高さと広さを生かして、さまざまな荷物に対応できる。
また、4:2:4分割リヤシート、6:4分割アジャスタブルデッキボードを、トヨタのコンパクトSUVとして初採用。荷物の固定には、ユーティリティフックとフレックスベルトを組み合わせ、多彩なデッキアレンジを可能とし、アクティブライフをサポートするを謳う。
荷物運搬時に便利なハンズフリーパワーバックドアは、スマートキー携帯で、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアの自動開閉が可能(トヨタコンパクトSUV初)となり、さらにトヨタ従来車と比べて約2倍のスピードで素早く開閉できるようになった。
安全・安心技術についても、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備(X“Bパッケージ”を除く)。電動パーキングブレーキ採用によりヤリスより進化した全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、アダプティブハイビームシステム(AHS)をはじめ、高度運転支援「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)」など、トヨタの最新技術を数多く搭載した。
月販目標台数は4,100台。価格はガソリンモデルが179万8,000円〜244万1,000円。ハイブリッドモデルが228万4,000円〜281万5,000円となる。
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