BAMFORDが「セイコー 5スポーツ」の新たな可能性をひき出す

SEIKO×BAMFORD｜セイコー 5スポーツ BAMFORD コラボレーション限定モデル

セイコーウオッチは「セイコー 5スポーツ」から、ロンドンを拠点とする高級カスタムウオッチブランド「BAMFORD WATCH DEPARTMENT(バンフォード・ウオッチ・デパートメント)」とコラボレーションした数量限定モデルをリリースした。全世界2025本の限定生産となっている。

Text by WASEDA Kosaku

テーマは「パラダイスへの旅」

BAMFORD WATCH DEPARTMENT（バンフォード・ウオッチ・デパートメント）は、2003年にジョージ・バンフォード氏がロンドンで設立。大量生産の時代に失われたパーソナライゼーションの技術を再発見するという理念のもと、高級ウオッチのカスタマイズ分野をリードしてきた。

SEIKO×BAMFORD｜セイコー 5スポーツ BAMFORD コラボレーション限定モデル — ジョージ・バンフォード氏

世界で最もアイコニックな時計のフル・パーソナライゼーションを提供する先駆けとして、過去の卓越したカスタム職人からインスピレーションを得たオーダーメイドサービスを展開している。

今回のコラボレーションのベースとなる「セイコー 5スポーツ」は1968年に誕生し、半世紀以上にわたって世界中の人々に親しまれてきたカジュアルウオッチだ。機能・デザインの両面で独自の進化を遂げ、多様な価値観が飛び交う現代を象徴する「5つのスタイル」をコンセプトに、多彩なコレクションを展開している。

今回の限定モデルは、バンフォード氏が想い描く「パラダイスへの旅」というコンセプトに基づいて作られている。日常の喧騒を離れた自由とリフレッシュを感じられる新たな世界を表現したという。

人気の高いSKXシリーズをベースに、セイコーのアーカイブモデルをコラージュ技法で再構築。懐かしさと未来感が融合した“レトロフューチャー”な世界観でカスタマイズされた、遊び心と独創性が際立つ特別なモデルだ。

ブルースケルトンのダイヤルには、1980年代のデザインで使用されていたインデックスと針が採用されている。海のようなブルースケルトンのダイヤルには、見えるものと見えないもの、現在と時を超えたものという2つの世界の二面性を表現したいというバンフォード氏のメッセージが込められている。

ベゼル表示板は、セイコー 5スポーツのアーカイブデザインを艶感ある素材で再現し、懐かしさと未来感を融合させた。ダイヤルの6時位置とナイロンストラップの留具には「BAMFORD」ロゴがさりげなく配置されている。

ダイヤルのインデックス、針、ベゼル表示板の12時位置にはルミブライトが施され、視認性を確保している。また、ベゼル、針、ナイロンストラップなど全体にネオンオレンジを採用しており、ブラックライトの下では幻想的に光を放つ表情を楽しめる仕様となっている。

ケースバックには「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーが配置され、BAMFORD WATCH DEPARTMENTの頭字語である「BWD」ロゴが印刷されている。さらに、腕時計が収められるスペシャルボックスは、1960年代に使用されていたボックスをオマージュした特別なデザインで、BAMFORDロゴが印刷されている。