ユーモア溢れるタイトルにも注目

ディーゼルはこれまでも広告を通じて、現代社会に対して独自の解釈を繰り広げてきた。2015年秋冬広告キャンペーンでは、修正された画像や大げさな広告コピーがまかり通る世界に疑問を投げかけるかのように、従来の広告のフォームを使いありのままを率直に表現。

撮影はリチャード・バーブリッジ、スタイリングはアーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・フォルミケッティが担当。クリエイティブエージェンシーはスプリング・スタジオズがおこなった。各ビジュアルには「着る服を紹介しています」「軍事経験は不要です」「なんとか、かんとか」といったユーモアに富んだタイトルが添えられ、常識にとらわれず自由な発想を大切するブランドスピリットをいかんなく発揮。ユーモアをもってありのままをストレートに伝えるという試みが目を惹くビジュアルに仕上げた。

ハイファッションの美学や気取りのないユーモア、見たままの率直なメッセージ。そこには消費者に敬意をあらわし、直接つながりたいというブランドの思いが込められているという。