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2015年2月4日
特集|2011年サングラスコレクション
特集|2011年サングラスコレクション
アクセサリーとして使う洒脱なサングラス
また心が踊る夏がやって来る。サングラスはもともと紫外線(UV)から目を守るために考案されたものだが、昨今ではファッションアイテムとして用いられることが多い。特に目の色の薄い欧米人より、比較的日差しに強いブラウンの目の日本人はその傾向が強いだろう。もちろん機能性を重視する人もいるだろうし、ファッション性を優先する人もいる。だか、いずれにせよ我われがかけるものはスタイリッシュであるべきだ。OPENERSが提案するのは、アクセサリーとしても使える洒脱で機能的なサングラス。そこで、ファッション性と機能性を兼ね備えたサングラスの特集をお届けする。王道的なブランドから旬なアイウェアブランド、そしてラグジュアリーブランドのサングラスまで、順次大公開。アナタのお好みが見つかるハズだ。
Text by OPENERS
サングラスをアクセサリー感覚で使いこなしたい

6月におこなわれたミラノファッションウィークは、天候に恵まれ日差しが強いこともあり、サングラスをかけたファッショニスタが多く見かけられた。彼らに共通していたのが、UVカットということということにくわえ、ファッションの一要素としてサングラスがスタイリングに溶け込んでいたことだ。掛けるのはもちろん、額にのせたり、ジャケットのポケットに挿したり、サングラスをアクセサリーとして使うという、共通のバッソ・コンティヌオ=通奏低音が流れているように思えた。そう、彼らにとってサングラスはUVから目を守るギアであるとともに、アクセサリーとしての要素も欠かせないものなのだ。もちろん、イタリアのファッショニスタがグローバルスタンダードではない。だが、そのお洒落のスタイルには見習うべきものがあるだろう。それぞれのスタイルに合わせて、それにマッチしたサングラスを掛け華やかに個性を主張すること……。そう、アクセサリー感覚で使える洒脱なサングラスを選ぶことが、この夏のこなれたスタイルを完成させる近道なのだ。
Chapter 1 王道人気ブランドのサングラス
999.9 feelsun|フォーナインズ・フィールサン
日本を代表するフォーナインズの「999.9 feelsun(フォーナインズ・フィールサン)」は、サングラスは陽射しを防ぐものという既成概念を転換し、「陽射しを、ここちよく」をコンセプトに誕生したサングラスだ。つまり恵みの太陽の光を感じ、太陽の下で心地よく過ごすためのサングラスなのである。眼鏡同様に、日本人の顔にフィットするように計算しつくしたフレーム設計で、掛け心地をとことん追求。そのファッション性の高さも折り紙つきだ。
フォーナインズ
Tel. 03-5727-4900
http://www.fournines.co.jp/
Oliver Peoples|オリバーピープルズ
古き良き時代と現代の融合がブランドコンセプトで、まさにスタイリッシュヴィンテージな雰囲気のシンプルで美しい眼鏡やサングラスが揃う。ヴィンテージのもつ繊細さと、バランスの良さを現代の技術で蘇らせ、完成度が高ことに定評がある。決して主張しない、さりげない(奇をてらわない)デザイン、シンプル&インテリジェンスな、より知的に見えるデザインがポリシー。世界中のセレブリティに愛されつづけており、サングラスの人気も高い。
オリバーピープルズ 東京ギャラリー
Tel. 03-5485-2361
http://www.oliverpeoples.jp/
Chapter 2 ラグジュアリー ブランド
DOLCE & GABBANA|ドルチェ&ガッバーナ
ドルチェ&ガッバーナは、いつも一時的なトレンドに流されない真のスタイルを表現。モダンなエレガンスと不変のスタイルを際立たせたモデルが、2011年のモデルにも登場。力強い男性的なラインを表現したスタイルは、ドルチェ&ガッバーナの永遠のエレガンスを追求したコレクションとなっている。
ドルチェ&ガッバーナ アイウエア
Tel. 03-3780-5356
dunhill|ダンヒル
2011年春夏の新作として発表されたのが、「フォールディング」「アボリティーズ」「クラブ」「クラシック」「アルティメイト」の5シリーズ。いずれもダンヒルのアイウェアコレクションに特徴的でマスキュリンな印象をプラスしながら、エレガントな世界を表現している。すべて、アイウェア専門メーカーのローデンストックが製作した、ポリアミドレンズを採用。UVカット率と明視性に優れているうえ、卓越した耐スクラッチ性を誇る。「AD」のヴィンテージロゴを型押ししたブラックのケースに収められ、ロゴ入りのクリーニングクロス、保証書付きのダンヒル ヘリテージブックレットも付属。
ダンヒル/リシュモン F&A ジャパン
Tel. 03-4335-1755
www.dunhill.com
GUCCI|グッチ
2011年の新作は、アイコニックなディテールを取り入れなから、洗練されたエレガントなシェイプを強調している。デザインと使いやすさのバランスが見事に調和したコレクションは、歴史と伝統を象徴したモダンシックな仕上がりだ。タイムレス&モダンなデザインのメンズコレクションでは、時間を超越した豪華さを漂わせ、マスキュリンなディテールをほどこしてある。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
YVES SAINT LAURENT|イヴ・サンローラン
2011年の新作は、YSLならではのモード感溢れるデザインはそのままに、洗練されたあたらしい要素とアイコンを取り入れてある。純粋なフォルムと複雑なカラーパレット、そして良質な素材がシンプル&エレガント! タイムレスであると同時に、とてもモダンなモデルを展開している。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
BOTTEGA VENETA|ボッテガ・ヴェネタ
クラシカルでありながら、つねにあたらしさを感じさせるボッテガ ヴェネタ。2011年の新作は、革新的な技術とクラフツマンシップとの見事なコラボレーションにより実現した、シンプル&ノーフブルなアイテムが揃う。クラシカルなフォルムと繊細なデザインに、イノベィティブなテクニックをつかってつくりあげてある。まさにブランドの代表と言える「Intrecciato(イントレチャート)」を用いたモデルなどを展開。メンズはアヴィエイタータイプを提案。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
GIORGIO ARMANI|ジョルジオ・アルマーニ
エレガント&ラグジュアリーを兼ね備えた、本物志向の大人の男性に向けて発信しているジョルジオ・アルマーニのアイウェア。2011年の新作は、エレガントさにくわえて洗練された雰囲気をも醸し出している。ブランドの原点に立ちもどった、レトロなデザインはどこか懐かしく、それでいてモダンさを感じさせる。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
MARC BY MARC JACOBS|マーク BY マーク ジェイコブス
2011年はレトロポップな新作が登場!! カラーコンビネーションを得意とする、マーク ジェイコブスらしい配色がまず目を引く。そして、モチーフを基調としたデザイン性あるアイテムの数かずは、かけるのが楽しくなるポップでキュートなラインナップとなっている。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
BOSS BLACK EYEWEAR|ボス ブラック アイウェア
ブラックを基調とし、シックでクールなデザインが定評のサングラス、BOSS BLACK 。2011年の新作アイテムは、ビジネス志向のスタイルを追求する男性を意識したデザインとカラーがベースとなっている。シンプルながらも、モダンな時代性をしっかりと掴んでおり、ファッションの必須アイテムのひとつとなるだろう。
Safilo Japan
Tel. 03-5148-7071
Chapter 3 旬のブランド
MYKITA|マイキータ
今や人気絶好調のマイキータ。ドイツのベルリン発で絶え間ないイノベーションに満ちた、ドイツらしい巧緻なつくりとコンテンポラリーなデザインが高い評価を得ている。高度なテクニカルソリューションの飽くなき追求、モダンマテリアルのクリエイティブな使い方、そしてアイウェアデザインの豊富な経験が、マイキータコレクション精神の神髄となっている。すべてのフレームは、ベルリン中心部にある自社工場でハンドメイドにより製作。ファッションデザイナーたちとのコレボレーションも、マイキータの特徴だ。
MYKITA JAPAN
Tel. 03-3409-3783
DEROME BRENNER|デローム ブレナー
フランスのデローム ブレナーは、若きフランス人デザイナー、グザ ヴィエ・デロームとオーレリア・ブレナーによる、大人のためのアイウェアブランド。もっとも特徴的なのが、カラフルな色づかいだろう。オリジナルの独特のラミネート生地は、ふたりの鋭い感性と審美眼が融和し配色されたものだ。これこそが、ほかのブランドとは一線を画する世界観を湛えている理由だ。デザインは色づかいとは対照的で、強いインパクトのカラーをほど良く表現する細身のフレームによって、顔なじみの良いデザインに仕上げてある。アイウェア業界はもちろん、ファッションのフィールドからも衆目を浴びている。
コンティニュエ Tel. 03-3792-8978
渋谷区恵比寿南2-9-2カルム恵比寿1F
営業時間|12:00~21:00 水曜定休
http://www.continuer.jp
http://continuer.blog9.fc2.com/
OLIVER GOLDSMITH|オリバー・ゴールドスミス
1926年、初代オリバー・ゴールドスミス(Philip Oliver Goldsmith)が、英国国内のオプティシャンへ丹念に手づくりした鼈甲フレームを供給しはじめたことからスタート。モナコ王妃 グレース・ケリーをはじめ、オードリー・ヘプバーンやマイケル・ケインなど、その時代を代表するミュージシャンや映画俳優など多くのセレブリティが愛用したことで有名。1950年代に2代目オリバー・ゴールドスミス(Charles Oliver Goldsmith)が、先進・先鋭的なデザイン&カラーのセンセーショナルなサングラスを発表し、『ヴォーグ』などの誌面を飾り一大ブームが巻き起こる。現在は3代目オリバー・ゴールドスミス氏が当主。定番の「VICE CONSUL-s(バイス コンスル エス)」など、当時のデザインはそのままに、サイズ感やカラーリングなどで時代感を湛えたサングラスを復刻している。
コンティニュエ Tel. 03-3792-8978
渋谷区恵比寿南2-9-2カルム恵比寿1F
営業時間|12:00~21:00 水曜定休
http://www.continuer.jp
http://continuer.blog9.fc2.com/

DITA|ディータ
1995年、米国ハリウッドにて誕生したディータアイウェア。それもありLAセレブの高い着用率を誇っている。“BREAK THE MOLDS(型にはまるな) ”というコンセプトのもと、つぎつぎとあらたなトレンドを築き上げている。斬新なフォルムが特徴的だが、フレームの角度やレンズのグラデーションなど、機能面も緻密に計算されている。ハイファッション的でありかつスポーティという高次元のバランスを具現し、また日本の職人たちの匠の技がふんだんにつかわれているのも特筆ものだろう。人気の定番から最新作まで、ほかのブランドとは一線を画す、その特有の存在感を愛するファンは多い。最高級ラインに「LANCIER by DITA(ランシアー バイ ディータ)」がある。
DITA Japan
Tel.03-6277-5908
http://www.dita-legends.jp/





















