一家に一箱、金庫がわりにいかがでしょう

2012年にスタート、収納、運搬、積み上げなどで身近なダンボール（箱）の特性や機能、さらにはそれらを取り巻く行為や環境を再考し、あらたなプロダクト作りを目指すプロジェクト「Bcc:」。


BEAMS Tディレクターの桑原健太郎氏は、「ビームスの親会社がダンボール会社であるということと、Tシャツ好きが集まるBEAMS Tとして、キレイにカッコよくTシャツを収納できるモノがない──ないなら作ってしまおうという話からスタートした『Bcc:』。一度使用したら捨てたり、潰して隠したりするなど、あまり表舞台に立つことのない「ダンボール」を、自宅やオフィスのインテリアの一部として、または、見せる収納に使ってほしいと思っています。プリントしているワードも、こだわりのひとつです。今回のダンボールはホワイトとベージュの2色展開にし、前回とスペックを変更するなど、かなりアップデートされています」と語る。





PAPIER LABO.ディレクターの江藤公昭氏は、「前回につづき、ワードシリーズの第2弾は、『高価なものは入っていないよ』というワードを印刷しておくことで、たとえ高価なものを入れておいたとしても、狙われる心配がなくなります。まるで金庫のような役目を果たす段ボール箱です。一家に一箱、金庫がわりにいかがでしょうか」と推奨する。