48VマイルドHVを搭載した新型アウディQ7がデビュー|Audi
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2020年8月19日

48VマイルドHVを搭載した新型アウディQ7がデビュー|Audi

AUDI Q7|アウディ Q7

アウディ 、48VマイルドHVを搭載した新型「Q7」を発売

アウディ ジャパンは8月18日、大幅改良したプレミアムSUVの新型「Q7」を同日から発売すると発表した。

Text by HARA Akira

2016年にフルモデルチェンジした2代目の大幅改良モデル

初代Q7は、スポーティでスタイリッシュなデザインと7人乗3列シートを擁して2006年にデビュー。今回の新型は、2016年にフルモデルチェンジした2代目の大幅改良モデルで、エクステリアだけでなく、インテリア、パワートレイン、インフォテインメントシステム、先進安全装備など、全方位での進化を果たしたという。
55TFSI クワトロ、55TFSI クワトロ S ラインが搭載するパワートレインは、3.0リッター V6ツインスクロールターボエンジンに48V電源とマイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムを組み合わせたもので、最高出力250kW(340ps)、最大トルク500Nmを発生。トランスミッションは 8段ティプトロニックを採用する。
機械式センターディファレンシャルを搭載するクワトロ フルタイム4WDは、通常時には前後40:60にトルクを配分し、FRのような軽快なハンドリングとクワトロならではの安定性を両立。路面状況によっては、トルク配分を前後70:30〜15:85へとダイナミックに変化させることで、優れたトラクションとダイナミックな走りを可能にする。
足回りには、プラス60mmのリフトモードから マイナス30mmのハイウェイモードまで4段階で車高調整が可能なエアスプリングと、減衰力を連続的に調整できるダンパーを組み合わせたアダプティブエアサスペンションをオプションで設定。 Sラインには、車高を15mm低め、よりスポーティなチューニングを施したアダプティブエアサスペンションスポーツを標準装備しており、よりダイナミックなハンドリングと快適な乗り心地を高い次元で両立する。足元には、標準車が19インチ、Sラインが20インチのアルミホイールを標準装備した。

エクステリアはより力強くスポーティに

エクステリアは、Qモデル用にデザインしたオクタゴン(八角形)のシングルフレームグリルなどにより、力強くスポーティに。リヤデザインはフラットな左右のリヤライトをつなげる印象的なアルミニウムストリップを配置し、リヤライトのテクニカルなグラフィックとともに、水平基調のデザインがさらに進化した。
インテリアでは、アナログメーターのかわりに12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピットを装備し、スピードメーターをはじめナビ画面など、ステアリングに備わるスイッチを介して表示の切り替えが可能に。
インストルメントパネルの中央には、ハプティックフィードバックを備えた大型タッチスクリーンを上下に2つ配し、上段の10.1インチディスプレイは、インフォテインメントおよびナビゲーションを、下段の8.6インチディスプレイは空調コントロールなどを操作する。
乗車定員は5名が標準で、オプションで7人乗り3 列シート仕様の7シーターパッケージを用意。2 列目には、個別にシートスライドとリクライニングが可能な独立した3人分のシートを設定し、さらに電動格納式のサードシートを備えている。
ラゲッジスペースは5人乗り仕様で通常時 890リッターで、2列目のシートを格納すれば 2,075リッターもの広いスペースを確保。7人乗り3 列シート仕様の場合、サードシートを格納した状態で770リッター、セカンドシートも格納すれば1,955リッターの収納が可能で、ミニバンにも匹敵する使い勝手を実現した。

新型アウディQ7の発売を記念した限定モデルを発売

安全運転支援システムも多くの最新機能を搭載。アダプティブドライビングアシスタント(ADA)は、従来のアダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したもので、車間距離保持機能を盛り込んだクルーズコントロールと車線維持機能により、ドライバーの疲労を軽減。
エマージェンシーアシストは、走行中にドライバーに異常が発生した際に、システムがドライバーに注意を促すとともに、ドライバーからの反応がない場合には車線を維持しながら車両を緩やかに減速、停止する。
サラウンドビューカメラは、車両に配置した4つのカメラから得た映像を合成して、あたかも上空から眺めているような映像を MMIモニターに表示することで、車両周辺にある障害物や歩行者などの発見に役立つ。
さらにカーブストーンアシストは、駐車などの際に、車両の前後だけでなくタイヤ周辺の状況を3Dビューにより確認することが可能で、ホイールが縁石などに接触してダメージを受けるのを避けるのに役立つという。
また、新型アウディQ7の発売を記念してQ7 45 Sライン リミテッド限定車を発売。こちらは2リッター直列4気筒ターボエンジンに8段ティプトロニック及びクワトロ フルタイム4輪駆動システムの組み合わせ。最高出力は185kW(252ps)、最大トルクは370Nmを発生し、JC08モード燃費は11.0km/ℓ。
7シーターパッケージ(3列目シート、4ゾーンエアコンディショナー、パワークロージングドア)やプレミアムパッケージ(エクステンディッドアルミニウムブラック/ブラックグラスルックコントロールパネル、プライバシーガラス)に加えて、21インチアルミホイールを特別装備している。
エクステリアカラーは限定車専用色のバリークブラウンメタリックをはじめ、グレイシアホワイトメタリック、デイトナグレー、オルガブラックメタリックの計4色を設定。310台の限定販売となる。
価格は55TFSI クワトロが957万円、55TFSI クワトロ S ラインが1,020万円、45 Sライン リミテッドが975万円。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
0120-598-106
https://www.audi.co.jp/

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