インフィニティ新時代の前奏曲

インフィニティがフランクフルトモーターショーでの公開を予告した、「Q30 コンセプト」は、コンセプトモデルとしては「エッセンス（Essence）」、「エセレア（Etherea）」、「エマージ（Emerg-e）」、市販モデルとしては「Q50」からはじまった、インフィニティのあたらしいデザイン哲学にしたがったコンパクトモデル。コンセプトモデルとされているが、市販化を前提としているとおもわれる。

ターゲットは新世代のカスタマー。ネコ科の動物のようにスリム、とされるデザインだけでなく、新鮮なマテリアル、入念な仕上げも自慢だ。

また、Q50の開発にも参加した、レッドブルのF1ドライバー、セバスチャン・ベッテルが最初から開発にかかわった、初のモデル、という点も特徴。

インフィニティ モーター カンパニーの社長、Johan de Nysschen氏によれば、今後、モデルラインナップを拡大し、世界規模での成長を狙うインフィニティにとって、Q30は、その序章となるモデル。氏は「現代の、若々しい気持ちのプレミアムカスタマーに、Q30 コンセプトは、スタイルと品質でアピールするでしょう」と語る。