特集|2015年春夏 ピッティ・ウォモ スナップ Part 2
アルナンド・カルラオ
デザイナー
ラグジュアリーにリラックス
抜群のスタイルで着こなしたセットアップは、パンツの丈を足首が見える程度にすることで、軽快な印象に。前立てのボタンとほぼおなじ大きさのドットをあしらったシャツが、アンタイドのスタイルながら華やかなムードを演出している。またポケットチーフの白とリンクさせるなど、シンプルなテクニックだが、大きな効果を見込めるスタイリングもポイント。" title="01_391_DSC2697" data-src="/galleries/images/000/216/358/medium/08ff2374-ca4a-4464-b984-f0627e798c25.jpg">プレーントゥながらドレッシー
比較的カジュアルな革靴として用いられる外羽根プレーントゥのシューズだが、この佇まいは「上品」のひと言に尽きる。芸術的なムラと、丹念にかけられたポリッシュがマッチ。さらに、シューレースホールの端正なディテールにより、美しい表情をつくりだした。ドレスシューズのあらたな選択肢とも言える、革新的な足元だ。 " title="02_391_DSC2700" data-src="/galleries/images/000/216/359/medium/ec03c00e-dea0-4fcb-8963-de887da1c2b1.jpg">あえてのキャンバス素材
レザーの鞄ではなく、コーディネイトに軽さをくわえるためにキャンバス素材のトートバッグをチョイス。彼が長身だということもあるが、縦長のものを選ぶことで、全体を洗練されたシルエットで見せることができる。 " title="03_391_DSC2702" data-src="/galleries/images/000/216/360/medium/737ec22f-7645-402b-b43b-e0104f7a6794.jpg">マリオ・ヴェットージ
「モレスキ」リテールマネージャー
技ありの青
仕立ての良いダブルブレステッドのスーツの着こなしに個性を感じるのは、足元まで色を統一しているから。ワイドスプレッドカラーにニットタイ、ジャケットはアウトポケットに薄めの肩パッドなど、シーズンに合わせたセレクトをさりげなく入れているのがポイントだ。 " title="04_391_DSC2706" data-src="/galleries/images/000/216/361/medium/7d6e31cd-b5eb-497c-afe3-5a40a15eafcc.jpg">シュリンクレザーの使いどころ
綺麗な青色が出ているモンクストラップシューズは彼が務める「モレスキ」のもの。ストレートチップの仕様もユニークだが、ここではシュリンクレザーに注目しよう。色のついたスーツと同色の靴を合わせるという冒険的な試みを可能にしているのは、素材感によるギャップだ。もちろんソックスのセレクトにも抜かりはない。 " title="05_391_DSC2709" data-src="/galleries/images/000/216/362/medium/8e9f8338-5e65-48fb-af5e-aa37fbdf1c86.jpg">ワイルドな表情が強烈
この鞄も「モレスキ」のものだ。革製品への造詣の深さを感じさせる、大胆なシュリンク使いが存在感抜群。一見するとオフィシャルな着こなしに見えていたが、少し近づいてみると、かなりの曲者だということが判明した。 " title="06_391_DSC2711" data-src="/galleries/images/000/216/363/medium/8cf042ec-2e91-46bc-a9de-f2fa8c392ac2.jpg">ストライプの合わせ
スーツに入った織りのストライプ、シャツの青×白のストライプ。柄×柄のときに注意したいのが、似たような柄を合わせないこと。この場合、ストライプと色は共通する要素だが、ワントーンとツートン、ラインの幅で、差をつけている。タイとチーフの色合わせもおさえ、シュアーにこなす。 " title="07_391_DSC2712" data-src="/galleries/images/000/216/364/medium/b6b9a067-64a2-41f0-b517-b4aadfa278e8.jpg">フレデリック・サミュエルソン
「オスカー・オブ・スウェーデン」勤務
これがイタリアのショーパニスタ
白のショートパンツに、発色の良いブルーの足元というスタイリングが目を引く。タイドアップできめたトップスは、カジュアルな素材を選び、リラックス。チーフが刺さっているのがパッチポケットだという点に、ポップさを感じる。 " title="08_391_DSC2713" data-src="/galleries/images/000/216/365/medium/8bdceb70-8232-414f-afcd-6ca95a57f0a3.jpg">生足にはおろしたての靴を
膝上丈のショートパンツを穿くときは、クリーンな印象にまとめたいので、なるべく新品の状態に近い靴を。かといって華奢なものを選ぶとフェミニンになってしまうので、ボリュームのあるデザインで男性的に。ポップなカラーとぽってりしたフォルムで、モダンなエッセンスをくわえている。 " title="09_391_DSC2718" data-src="/galleries/images/000/216/366/medium/7286b2ce-0497-4791-bf3e-523508667293.jpg">ポケットチーフのデザイン活用術
縁取りのついた柄物チーフの使い方。Vゾーンのカラーは外側で拾い、内側の柄で、効果的に華やかさをプラスする。この用例を知っているだけで、ジャケットスタイルの幅が大きく広がるはずだ。 " title="10_391_DSC2721" data-src="/galleries/images/000/216/367/medium/f7c31707-7db5-41cf-9ca4-df7b3fc5995b.jpg">マティアス・エマヌエルソン
「オスカー・オブ・スウェーデン」勤務
ドレスとカジュアルのコントラスト
ファッションの自由度をアピールするような着こなし。しっかりとパッドが入りコンケイブしたショルダーのジャケットに、カジュアルな胸元。ボトムスはウォッシュのかかったジーンズで、合わせたのは上質な素材のスリッポンだ。ミックス感満点のこのスタイリングを実践するのは、なかなか度胸のいるところ。そんななかで、青、紫、茶、白と、カラーをつなげているのはさすが。 " title="11_391_DSC2726" data-src="/galleries/images/000/216/368/medium/512ce4d6-7e82-47e2-9c9c-80cd30854b13.jpg">色味も質感もセクシー
色の落ちたジーンズ×素足×スリッポン。ラグジュアリーさをくわえているのは、まちがいなくこのパープルのベルベットを使用したクロケット&ジョーンズのスリッポンだ。9分丈ではなくフルレングスで肌を見せられる絶妙なパンツ丈も見事だ。 " title="12_391_DSC2730" data-src="/galleries/images/000/216/369/medium/189d56f0-dcb1-4410-81e4-1e66db774fd3.jpg">スリーピークスの新解釈
もっともフォーマルなチーフの折り方であるスリーピークスを作っておきながら、クシャっと崩す。タイも大剣、小剣ともにずらすなど、非常に洒落のきいている胸元だ。 " title="13_391_DSC2731" data-src="/galleries/images/000/216/370/medium/17313420-ee6c-45a6-9b5b-9fc1b798ff18.jpg">ジャンニ・フォンターナ
洗練を極めたモノトーンの肖像
完成されたクロージングとキャラクター。ハットにサングラス、髭といった個性的な要素が何の違和感なくマッチし、グレーのスーツをベースに、美しいコントラストが構築された。豪快な胸元、軽快な足元、テクニック満載にして、まったく媚びることのない、パーフェクトなスタイルだ。 " title="14_391_DSC2842" data-src="/galleries/images/000/216/371/medium/baad2f28-1b7d-48f0-b884-01bd129db686.jpg">シンプルにして雄弁な胸元
白のシャツにチーフ、そして太目のブラックタイ。フォーマルの王道をいく胸元と、グレーのスーツがストイックな着こなしを作り出す。そこにワイドスプレッドカラーと小さめのノットをもってくることで、リラックスした印象が生まれる。 " title="15_391_DSC2845" data-src="/galleries/images/000/216/372/medium/44135833-4555-4486-847f-5e09898b03b0.jpg">ハウンドトゥースの効き目
品よくブリティッシュテイストを取り入れるのに最適なハウンドトゥース柄を、足元に。軽快なスリッポンという選択もはまっており、洗練された季節感をもたらしている。 " title="16_391_DSC2846" data-src="/galleries/images/000/216/373/medium/29fe5542-a0c5-4b31-8bba-fed36f4963b1.jpg">アクセサリーで柔和に
さらに特筆しておくべきなのは、小物づかい。ハットやアイウェアのセンスも抜群だが、手元のリングやブレスレットにも注目していただきたい。ターコイズをはじめとする天然石を盛り込み、ナチュラルな格調をプラス。 " title="17_391_DSC2848" data-src="/galleries/images/000/216/374/medium/23128e15-2d37-4178-a8d1-14cf8104796d.jpg">マテオ・ルッキーニ
違和感を逆手にとった着こなし
スポーティなサングラス、白のシャツにボウタイ、タイトなダブルブレステッドジャケット、ラフなデニムとスニーカー。本来は相容れないはずの要素をミックスした着こなしを成立させているのは、スマートなサイジングだろう。イージーに決めないコーディネイトは、ファッションの醍醐味が他者との差別化にあることを理解している証。 " title="18_391_DSC3039" data-src="/galleries/images/000/216/375/medium/93ac0cb4-15d1-4f08-b2ec-dd8d0a77fbea.jpg">ユニークなデザインのボウタイ
手前と奥のリボンのかたちが異なるボウタイ。ずれているのが洒落ている。ここでひねりが入ることで、スタイルが方向付けられているのだ。 " title="19_391_DSC3040" data-src="/galleries/images/000/216/376/medium/f0c118b9-f9fc-4bf7-b293-09cca1d8d0c7.jpg">スポーツテイストの実践
トップスやボトムスでスポーツテイストをくわえるのではなく、小物で。プラスチックの質感がマッチしているのは、ネイビーとホワイトで構成されたトップスが軽さと若々しさをもたらすからである。 " title="20_391_DSC3042" data-src="/galleries/images/000/216/377/medium/09caaf10-2e86-4081-880d-bd25b5f1e14a.jpg">ダヴィデ・ノチェンティーニ
「アラント」オーナー
上品な質感のニットジャケット
春夏のキーワードとなっている軽快感を、テーラードジャケットではなく、ニットジャケットで表現したリラックスした着こなし。ネイビーのニットジャケットは、ハイゲージの編み地が上品なテイストを、そしてメタルボタンが涼しげな雰囲気を主張。足元もダブルモンクストラップながら、ネオンカラーのイエローのソールでスポーティなイメージをつくり出しているのも特徴だ。 " title="22_391_DSC3979" data-src="/galleries/images/000/216/378/medium/118df69b-f58e-4c93-acd0-2accaaba3487.jpg">ストラップのアレンジに注目
ネイビースエードのアッパーに、組み合わせられたのはカラフルなネオンイエローのソール。ストラップは留めずにラフにスリッポン感覚で履いているのも、コーディネートの全体的な雰囲気とマッチしている。 " title="23_391_DSC3981" data-src="/galleries/images/000/216/379/medium/4985ba24-3cd3-4f64-a426-e8e0cfe471a3.jpg">くつろぎとドレス感を両立
ニットジャケット特有の表情豊かなドレープも魅力のひとつ。カーディガンとは違い、ラペルドの仕立てとなっているため、ほどよくドレッシーなテイストを着こなしに添えてくれるのも、このデザインだからこそ。 " title="24_391_DSC3983" data-src="/galleries/images/000/216/380/medium/03502b5f-3230-414f-ba67-2cc51608b0a8.jpg">品のあるスタイルに、アクをプラス
カジュアルながらも品のあるコーディネートは、どこか物足りないイメージになりがち。そこで、やり過ぎないアクを加えてくれる小物がサングラス。こちらのダヴィデ氏は、ティアドロップで艶感と大人っぽさをプラス。 " title="25_391_DSC3984" data-src="/galleries/images/000/216/381/medium/55386185-4fcc-4bb4-b430-fc571b84ea75.jpg">スポーティな着こなしの必需品
ナイロンのバックパックは、コーディネートをスポーティに仕上げてくれる、使い勝手の良いアイテム。ドレスとカジュアルがミックスされつつある、いまどきな着こなしにおいては、要注目の小道具といえる。 " title="26_391_DSC3987" data-src="/galleries/images/000/216/382/medium/843dd0b5-9255-4896-8045-46ec79505a13.jpg">クリスティアーノ・カッポーニ
「アラント」オーナー
ベージュ使いで、デニムをこなす
ス・ミズーラで仕立てたというベージュのジャケットは、ドーム型のメタルボタンをあしらったダブルブレスト仕様。デザインもラペル幅が広めで、モダナイズされたディテールがセンスの良さを物語る。デニムは定番ブランドのリーバイスのもので、Tシャツはベーシックな白のクルーネック。技巧に凝った着こなしではなくとも、洒脱に見えるのは上質なジャケットの色によるもの。 " title="27_391_DSC3989" data-src="/galleries/images/000/216/383/medium/5d920183-9991-4471-9ff4-e7078589f519.jpg">スエード×ホワイトソールのヌケ感
リラックス感のあるスエードの靴は、アウトドア的な雰囲気のシューレースのあしらいや、ホワイトのソールが今日的なくつろいだムードを強調。ジャケットにカラーソールのシューズの合わせは、イタリアでも大人気。 " title="28_391_DSC3990" data-src="/galleries/images/000/216/384/medium/ee133531-caf1-4747-be5e-e6c39a379190.jpg">バッグの素材使いもスポーティに
ウエットスーツなどに使われている、ネオプレン調の素材を使った小振りなバッグ。伸縮性があり、PCなどを衝撃から守るクッション性も高いため、実用的なだけではなく、素材特有の軽快なイメージがスポーティさを主張。 " title="29_391_DSC3993" data-src="/galleries/images/000/216/385/medium/535473e7-86ea-44b2-87ca-0909f41afdbb.jpg">色は控えめに効かせる
ジャケットの胸ポケットに挿されたチーフは、赤をベースに白のドットを配したもの。鮮やかな赤の色合いによって、コーディネートのイメージを意識的にポップな方向へとみちびいているのも、特徴的なテクニック。 " title="30_391_DSC3995" data-src="/galleries/images/000/216/386/medium/5711f578-cdb8-4266-bdee-35e08fe5c2d8.jpg">アンドリアス・ミューラー
テーラー
オリジナルゆえに、際立つ個性
テーラーであるアンドリアス氏が着用しているのは、すべて自身で仕立てたオリジナルのもの。それゆえに、サイズ感がマッチしているのはもちろん、デザイン自体もオリジナルで、独特な存在感を放っている。ボーダー柄のジャケットはカットソーのような柔らかな質感で、インナーにドットパターンのシャツを合わせた遊びのあるコーディネートとなっているのも、こだわりのひとつ。 " title="31_391_DSC3997" data-src="/galleries/images/000/216/390/medium/abee2cbd-ae90-4f4b-819f-c3649d8b691f.jpg">存在感のあるバッグでハズす
個性的なアイテムでコーディネートしたスタイルに、クラッチバッグというのはいかにもファッショニスタ。そこをあえて避けることで生まれる朴訥な雰囲気を狙って、大きめのバッグをチョイスして上品なハズシに。 " title="33_391_DSC4003" data-src="/galleries/images/000/216/392/medium/b8527709-2462-449e-bd1f-afb25b03e2af.jpg">リボンの使い方がチャーミング
アンドリアス氏のコーディネートのなかでも、目を引くのがハット。リボンは幅広なマルチカラーのボーダーで、ジャケットとのマッチングを強調している。それをほどよく中和してくれるのが、ホワイトベースのドットシャツだ。 " title="34_391_DSC4005" data-src="/galleries/images/000/216/393/medium/d9996768-f129-4e17-89f8-2b21316b70ac.jpg">ステファノ・セッラ
服飾関係プロデューサー
計算された無造作
シャツはタックアウト、パンツの裾も無造作に捲ったロールアップ。快適性を重視したコーディネートに見えがちだが、シャツの着丈の長さ、素足の見え方などの調節は、すべて計算されたもの。この絶妙なバランスによって、気負わない、力の抜けたカジュアルを演出することに成功している。飾り立てるよりも、日常の延長線上にあるリアルなジャケットスタイルといえる。 " title="35_391_DSC4008" data-src="/galleries/images/000/216/394/medium/939ba153-040f-44d1-a3d7-6ed20e8eed40.jpg">白スニーカーが着こなしの要
ベーシックながらも、トレンドアイテムとして今夏急浮上したのが、ホワイトのスニーカー。軽快感を求める時代性にマッチしている、というのがその理由だが、実際に着こなしに取り入れるだけで、スポーティさが漂う便利なアイテムでもある。 " title="36_391_DSC4012" data-src="/galleries/images/000/216/395/medium/ab91edd4-c770-4285-8943-4c0e72ab7e62.jpg">ネイビーを巧みに使い分けて
共布の2ピースのように見えるが、実は素材違いのネイビーを組み合わせたコーディネート。近しい色でコーディネートするメリットは、着こなしに奥行きや表情を持たせるためにも有効な技。当然、相性が良いので洒脱な印象を手軽に醸せるのも魅力。 " title="37_391_DSC4015" data-src="/galleries/images/000/216/396/medium/27728c87-27f4-4ff7-b4f0-4c6d352e7a60.jpg">サングラスでミステリアスに
セルフレームのティアドロップは大きめの玉型で、都会的かつミステリアスな雰囲気に。ブロウラインがしっかりしたデザインとなっているため、表情が引き締まってみえるのも、セルフレームならではの特徴だ。 " title="38_391_DSC4016" data-src="/galleries/images/000/216/397/medium/20f557a9-6b46-4b4b-86f9-5311039f7588.jpg">フェード感のある色合い
キャンバス素材のバックパックは、使い込んだ味のある雰囲気がポイント。褪せた風合いをもつフェード感のあるアイテムは、大人が身につけることでヴィンテージアイテムのような深い味わいを醸し出してくれる。 " title="39_391_DSC4017" data-src="/galleries/images/000/216/398/medium/663e010a-46f8-404a-b392-043b062e1ac3.jpg">ロベルト・サンブリーニ
「FREE RAIN」デザイナー
定番とヴィンテージで作る男らしさ
ヴィンテージのジャケットにレッドウイングのブーツという、男なら誰もがくすぐられるアイテムで、タフなイメージのコーディネートに。とはいえ、ディテールはアップデートされた今日的なものとなっており、ヘンリーネックのTシャツや短いパンツ丈、首には極太のレザーのネックレスをあしらうなど、見どころがたっぷり。男臭くならない、バランスの取れたタフなスタイルだ。 " title="40_391_DSC4018" data-src="/galleries/images/000/216/399/medium/f1e10778-e55a-49a2-9c58-f2d320579e45.jpg">履き込んだ味わいが物語るもの
ブラウンのレッドウイングのブーツは、トゥのアタリや履き込んだことによって生まれたシワがいい味に。ブーツの丈とパンツの丈を同じ高さで揃うように、バランスを整えているあたりも、小技が効いている。 " title="41_391_DSC4023" data-src="/galleries/images/000/216/400/medium/8e04673e-ca80-4a99-ad83-a642c2bc4dec.jpg">好相性のキャンバス素材
ワークやミリタリーといったテイストでまとめたコーディネートには、キャンバス素材の質実剛健なバッグがぴったり。あくまでも道具として使い込まれていることが重要となってくるので、これくらい味があるとちょうどいい。 " title="42_391_DSC4026" data-src="/galleries/images/000/216/401/medium/32e5ab0a-e798-49bd-b948-8fd0ba1e12cc.jpg">マッテオ・ジオリ
「スーパーデューパー」デザイナー
ハットで仕上げる、洗練のワーク
Vゾーンの狭いショールカラーのジャケットは、ワークテイストながら、着丈をかなり短めに仕立てたデザイン。緩やかにテーパードラインを描くパンツとの相性も良く、肩から腰にかけてフレアなラインを構成している。それによって、従来のワークとは異なる、モダンなテイストへと着こなしが昇華されているため、アイキャッチーなハットも、違和感なくマッチしている。 " title="44_391_DSC4032" data-src="/galleries/images/000/216/402/medium/7b9fa915-4647-430d-8120-d3d8fa996117.jpg">飾り過ぎない足元
リジットのデニムをロールアップした足元には、ダメージ加工がほどこされたラウンドトゥのシューズをコーディネート。ゴワついたデニムの質感と飾らない雰囲気のあるシューズによって、ワークらしさが絶妙に残されている。 " title="45_391_DSC4034" data-src="/galleries/images/000/216/403/medium/112571bc-18a9-417d-8e79-c60f0883907c.jpg">ノーブルな印象を添える帽子
モダンなワークスタイルを表現したコーディネートには、上品なテイストを加えるのが大人っぽいスタイリングとなる秘訣。フェルトのハットはブリムが深く、クラウンの形状もきれいなので、よりエレガントな印象を与える。 " title="46_391_DSC4036" data-src="/galleries/images/000/216/404/medium/cfaf963f-e1e4-45e4-83af-a4e5b34abadf.jpg">サイジングで上品なワークを叶える
肩はジャストサイズ、身幅もほどよく体に沿ったラインのジャケットは、サイズ感こそが選びのポイント。ルーズにならないワークスタイルを実践するには、サイズでモダンな雰囲気を醸し出すのが、大人のルールといえる。 " title="47_391_DSC4038" data-src="/galleries/images/000/216/405/medium/25c6435a-b0fa-4bc7-a781-47d71f7a7e53.jpg">中新井淳平
デザイナー
ベーシックかつ、トレンディ
ジョン・スメドレーのニットポロに、ジャブス・アルキビオのパンツという人気の高いイタリアブランドで構成されたスタイリング。シンプルなアイテムを使ったコーディネートながら、落ち着いた印象に見えるのは、色の組み合わせの妙によるもの。深みのあるネイビーのトップスに対し、ウォッシュのかかったブラウンのパンツが、こなれた雰囲気を醸し出している。 " title="49_391_DSC4043" data-src="/galleries/images/000/216/406/medium/00961790-998a-4324-b544-505546d434f0.jpg">シンプルなスタイルは小物でヒネる
大人のカジュアルに必要なのは、ラグジュアリーな雰囲気。それを補うのが、エキゾチックレザーのベルトや腕時計のストラップ。レザーのブレスレットもポロシャツと色を合わせており、細かなディテールへのこだわりも感じられる。 " title="51_391_DSC4049" data-src="/galleries/images/000/216/407/medium/c97a103c-a953-4299-8b30-3d5d4ba5cf9b.jpg">チェーザレ・パエヴェデッロ
「ハーディ・エイミス」勤務
英国的着こなしを軽やかに
自身が務める「ハーディ・エイミス」は、イギリスを代表するテーラリングブランド。そのジェントルマン的テイストを今日的にアップデートしている のが、インナーのボーダー使い。ハットの効果と相まって、リゾート的なニュアンスを醸し出すことによって、リラックスしたテイストを演出している。着丈の 長めのジャケットに、英国紳士の譲れないこだわりが宿るスタイリングだ。 " title="52_391_DSC4052" data-src="/galleries/images/000/216/408/medium/82e08204-6e68-4a34-a6a3-c00ec591724d.jpg">バッグで世界観を統一
キャンバスとヌメ革をコンビ使いしたバッグも「ハーディ・エイミス」のもの。オーソドックスなデザインながら、色遣いやディテールによって、モダンな印象へと仕上がっているのも、イギリスのブランドらしさの表れといえる。 " title="54_391_DSC4056" data-src="/galleries/images/000/216/409/medium/51428f03-19d7-4526-bd2c-c88f2399db1b.jpg">ハットは斜め被りでカジュアルに
清涼感のあるオフホワイトのハットは、目深に被るとキザな印象になりがち。そこをカジュアルに斜めに乗せることで、こなれたスタイルに。紳士とはいえ、重厚になりすぎないようにすることで、いまどきな軽やかさが生まれる。 " title="56_391_DSC4061" data-src="/galleries/images/000/216/410/medium/185be8d2-9691-455a-ace0-ac8393a13842.jpg">アンドレア・グオロ
「コリエーレ・デッラ・セーラ」ジャーナリスト
チェック柄でトレンドをキャッチ
Tシャツにデニムという、スタンダードなコーディネートをぐっといまどきな印象へと変えてくれるのが、チェックのジャケット。ほんのりとしたイギリスらしさをくわえることで、ジャケットデニムスタイルも、こなれた雰囲気に。プリント柄のTシャツを合わせるあたりも、ほど良く力が抜けており、飾らない着流しスタイルを巧みに取り入れている。 " title="57_391_DSC4063" data-src="/galleries/images/000/216/411/medium/0eb6c91f-6fc1-486f-884e-57e628be7671.jpg">挿し色効果を狙ったバッグ
どちらかといえば、控えめな色遣いの服にたいし、ポップなビタミンカラーのショルダーバッグで挿し色効果を。リアルに使い込まれた風合いが、鮮やかすぎない発色となっており、気負いのないクロージングとなるのもメリット。 " title="59_391_DSC4070" data-src="/galleries/images/000/216/412/medium/dfe1a2bb-f613-45e3-81ac-4c98d3761898.jpg">大柄チェックで英国風に
薄めのブルーとブラウンのウインドーペンのジャケットは、このコーディネートの要となるアイテム。ジャーナリストらしく、胸に差したイエローのペンがアクセントにもなっており、知的なイメージをもたらしている。 " title="60_391_DSC4072" data-src="/galleries/images/000/216/413/medium/ed6e13c2-e951-4147-907c-4b61c4857ef1.jpg">