STRASBURGO|Mar. 2013|光を操る、無敵の新・アーバンスタイル 5 春らしい軽やかなカラーミックス
春らしい軽やかなカラーミックス
JFW(東京発日本ファッション・ウィーク)にコンスタントに参加し、ファッションの目利きからも評価の高いサポート サーフェス。ドメスティックブランドでありながらも、肩の力が抜けた大人のリラックス感を表現できる実力派で、インポートブランドに引けを取らない。コットン混ナイロンのスポーティなコートは、ドルマンスリーブというユニークなフォルム。中に合わせるものを白でまとめて、春らしいカラーパレットで。
コート7万9800円(サポート サーフェス)、ニット2万9400円(ストラスブルゴ)、スカート29万9250円(メゾン ユーレンス)、ピアス1万2600円(アン トーマス)、スカーフ4万3050円(ヴィオネ)、ベルト2万2050円(シモノ ゴダール/以上すべてストラスブルゴ)
白ニットに映えるアクセサリー
ざっくりと編まれたミドルゲージのニットは、ストラスブルゴオリジナル。ローゲージともハイゲージとも異なる、ボディにほどよくフィットするシルエットが新鮮だ。鮮烈なピュアホワイトには、青や赤が効いたアーティスティックなプリントのスカーフとピアスをコーディネイトし、小物使いで個性的なアクセントを添えたい。
ニット2万9400円(ストラスブルゴ)、ピアス1万2600円(アン トーマス)、スカーフ4万3050円(ヴィオネ/以上すべてストラスブルゴ)
色を取り入れる最強アイテム、集結
今春いち早くトライしたいカラーボトムス。細身のシルエットに定評のあるブランドなら、美脚効果も狙えそう。グラフィカルな柄と写実的な柄のハイブリッドミックスが斬新なシルクスカーフは、顔周りをパッと華やかにする頼もしいパートナー。今年らしく色を取り入れるなら、ボトムスとスカーフで。
ピンクデニム2万2890円、ブルーデニム2万4150円(ともにジェイブランド)、ライトブルーデニム2万2890円(シヴィリア)、スカーフ各1万8900円(ともにピエール ルイ マシア/以上すべてストラスブルゴ)
女性らしい柔らかなラインを楽しむ
太陽の光に映えるターコイズブルーのクロップドパンツ。アクティブな印象を与えるビビッドカラーには、ジャンバティスタ ヴァリのブラウスを合わせて女らしくまとめたい。胸元に繊細なカットアウトレースがほどこされたペプラムシルエットのブラウスは、女性らしいカーヴィなラインを強調してくれる。カットアウトレースの下にはオーガンジーをセットしているので、ほどよい透け感がセンシュアル。
ブラウス12万4950円(ジャンバティスタ ヴァリ)、パンツ2万8350円(インコテックス)、ネックレス15万5400円(オザナ ヴィスコンティ)、バッグ18万1650円(ザリアーニ/以上すべてストラスブルゴ)
アクセサリーを身に着ける愉悦
レイヤードなし、あえてミニマムにまとめたコーディネイトを引き締める、オザナ ヴィスコンティの大ぶりなネックレス。プリミティブな力強さを感じさせながらも、コンテンポラリーなデザインなので、シンプルな白シャツと好相性。イタリアの芸術家が作るアートピースのようなネックレスは、存在感十分。アクセサリーを身に着ける悦びを享受したい。
ブラウス12万4950円(ジャンバティスタ ヴァリ)、ネックレス15万5400円(オザナ ヴィスコンティ/以上すべてストラスブルゴ)
コーディネイトを引き締めるモノトーン
シックなモノトーンでまとめたオリジナルのシャツ。シルクの光沢が上品なペプラムシルエットのシャツ、ドットのように見える花柄と黒のバイカラーシャツ、フロント部分にダーツをあしらったドレスシャツなど、シンプルな中にもさりげないディテールが光る。全身をビビッドカラーでまとめるのもいいけれど、今年らしさと女性らしさを狙うなら、モノトーンのアイテムを使った引き算的コーディネイトも意識したい。
ブラウス左から3万3600円、2万7300円、2万4150円(ストラスブルゴ/以上すべてストラスブルゴ)
光を感じさせる素材で遊ぶ
オーストラリア出身、ミラノでジョルジオ アルマーニ ブラックラベル ラインのデザインを担当していたアンジェロ・カトサピスのドレスは、ボディを優しく包むシルエットに、抽象的なプリントがのせられたクチュールライクな一枚。上に羽織ったセミトランスペアレントのラバーコートは、ヨーク裏や脇にベンチレーションが隠され、機能性も抜群。光に透ける素肌がセクシーなアクセントに。
コート4万3050円(テラ)、ドレス22万500円(アンジェロ カトサピス)、バングル2万2050円(アン トーマス)、バッグ9万4500円(プロエンザ スクーラー)、シューズ3万9900円(ドゥッチョ ヴェントゥーリ/以上すべてストラスブルゴ)
モノトーンに色を差す春色バッグ
コーディネイトをモノトーンでまとめたら、小物で鮮やかなカラーを差したい。人気のプロエンザ スクーラーのバッグは、春らしいレモンイエローのビッグクラッチをチョイス。コートを脱いだ時にドキッとする、胸元メッシュのセンシュアルなドレスと対照的なテイストだ。書類が入るのでビジネスシーンはもちろん、パーティにも活躍するミニマムなデザイン。
ドレス22万500円(アンジェロ カトサピス)、バッグ9万4500円(プロエンザ スクーラー)、バングル2万2050円(アン トーマス/以上すべてストラスブルゴ)
バッグで色を取り入れる
色を取り入れるなら、やっぱりバッグは外せない。さまざまなシーンに合わせて選ぶカラフルなバッグに注目したい。目の覚めるようなビビッドなターコイズブルーのパイソンレザー、鮮やかなかつ深みのある赤、内側にミラーがセットされたホワイトバッグや、レモンイエローのビッグバッグ。差し色として活躍確実なラインナップだ。
左から バッグ22万7850円(ザリアーニ)、ポーチ4万950円(デルボー)、バッグ8万850円、バッグ16万6950円(ともにプロエンザ スクーラー/以上すべてストラスブルゴ)
ビビッドに弾ける、期待の新星ブランド
セリーヌやランバンで経験を積み、キャシャレルのクリエイティブディレクターを務めたベルギー出身のセドリック・シャルリエによる新ブランド。アップカミングなデザイナーとして、ファッションのプロから熱い視線を注がれる注目株は今シーズン、蛍光色を効果的に使用したエッジィなコレクションを展開する。アクションペインティングのようなアーティスティックなスカートを主役に、ピンク、ブルーとカラーミックスして、今年らしく大胆に色を取り入れたい。
カーディガン6万4050円、ブラウス4万3050円、スカート5万400円(すべてセドリック シャルリエ)、ネックレス10万800円(オザナ ヴィスコンティ)、バッグ12万2850円(プロエンザ スクーラー/以上すべてストラスブルゴ)
独創的なアクセサリーで印象づける
七宝焼のようなエナメル状の輝きがインパクト大なオザナ ヴィスコンティのネックレス。オーガニックなラウンドモチーフを、モダンアートのように昇華するデザインセンスは、さすがのひと言。シンプルなシャツに合わせるだけで、瞬時に個性的なスタイルに。スポーティなメッシュカーディガンとのカラーコンビネーションも抜群。今年は、アクセサリーも色を取り入れるための重要な役割を果たす。
カーディガン6万4050円、ブラウス4万3050円、スカート5万400円(すべてセドリック シャルリエ)、ネックレス10万800円(オザナ ヴィスコンティ/以上すべてストラスブルゴ)
今季のテーマはカラフル&大ぶり!
気軽にトレンドを取り入れるのに効果的なアクセサリー。今シーズンのアクセサリーは、カラフル&大ぶりがキーワード。太めのゴールドバングルに華を添えるターコイズブルーとライムグリーンが春夏ムードを加速させ、マルチカラーのビーズブレスレットとネックレスが極上のカラーミックスを生む。テーマである「カラー」と「メタリック」を表現するアクセサリーで、トレンドをキャッチしたい。
バングル上から1万5750円、2万2050円(ともにアン トーマス)、ブレスレット各1万3650円、ネックレス2万8350円(すべてミーガン パーク/以上すべてストラスブルゴ)
自由なシャープドレッシング
美しいドレープを生む、ロイヤルブルーのジャケットは、ビタミンカラーであるオレンジニットと、華やかな花柄パンツの組み合わせをぐっとモードにシフトする。大胆かつ自由な色×柄のコーディネイトは、今年らしさ満点。難易度が高そうと敬遠せずにトライしてほしい。ボトムスをコンパクトに、トップにボリュームを置くことで、スタイリッシュにまとまるはず。ストレッチ性のある、股上浅めの花柄パンツで美脚効果も狙いたい。
ジャケット18万3750円(ヴィオネ)、ニット7万3500円(プロエンザ スクーラー)、パンツ5万2500円(サッチン バビ)、シューズ8万9250円(ジャンヴィト ロッシ/以上すべてストラスブルゴ)
シルエットの美しさに酔いしれる
同じジャケットも、ボタンを留めるだけで、まったく違ったシルエットに。艶やかなシルクの光沢はもちろん、ウエストの細さを強調する砂時計のような構築的なラインが、着やせ効果を発揮する。バイアスカットを多用し、女性のボディラインを美しく見せるカッティングやドレープを次々に生み出したマドレーヌ・ヴィオネが創設したブランドの面目躍如といえる、流麗なジャケットだ。
ジャケット18万3750円(ヴィオネ)、ニット7万3500円(プロエンザ スクーラー)、パンツ5万2500円(サッチン バビ/以上すべてストラスブルゴ)
トレンドは足元で完成させる
もちろん、足元からも「カラー」と「メタリック」を取り入れたい。ヴィスコンティ ドゥ ローのフラットサンダルは、素肌の見せる面積が大きいヌーディなデザイン。メタルストラップと素肌のコントラストを楽しみたい。デュッチ ベンチュリのTストラップサンダルは、目の覚めるようなイエローが目印。フレッシュで元気いっぱいの着こなしを完成させてくれるはず。
サンダル左から4万2000円、3万9900円(ともにヴォスコンティ&ドゥ ロー)、3万8850円(ドゥッチョ ヴェントゥーリ/以上すべてストラスブルゴ)