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“ジャケ男”26人、ピッティ・ウォモ最速スナップ!|特集
ジャンパオロ・ボッカラッテ
「キートン」スタッフ
3段構えのチェック・オン・チェック タイドアップをジーンズで着崩す、という王道のジャケット着こなしであるが、Vゾーンには細かい配慮が行き届いている。すなわち、ジャケットはグレンチェック、シャツはギンガムチェックにオーバープレイド、そしてネクタイは格子柄。じつは3つの「チェック・オン・チェック」で構築されているという、技巧に満ちたコーディネートなのである。" title="91f0a331fee663a74f205a88ba4a9277646acdc6" data-src="/galleries/images/000/085/331/medium/e14861dc-31e8-4820-9ed9-506b8ce92930.jpg">マッシモ・カイ
コンサルタント
白ジャケをコンサバに着るために サルト系、ファクトリー系のジャケットかとおもいきや、アルマーニ。アルマーニをここまでコンサバティブに着こなすには2つのポイントがある。ひとつはジャストサイズで着ること、もうひとつはドレスシャツを合わせていること。ネクタイの有無にかかわらず、この2点がテーラードタイプのジャケットをドレッシーに着こなすコツ。デニムは旬のヤコブ コーエンをセレクト。" title="c6e047101dc927c408c9d6883b646b877839414f" data-src="/galleries/images/000/085/332/medium/e61d30c6-07e1-4442-9cde-fe3ebedbc39f.jpg">ガルシュケ・マティアス
セレクトショップバイヤー
男は紺・白・茶があればいい! ネイビージャケット、白シャツ、ベージュのパンツ、茶のスエード靴。けれん味のないシンプルな服選びと構成だが、ここまでスタイリッシュに仕上がるのだ。ただしいずれのアイテムもクオリティは最上級。ジャケットはカルーゾ、シャツはフィナモレ、パンツはPT01、そして靴はサントーニである。" title="526dca23e86caf23dc7223808865f0d624121563" data-src="/galleries/images/000/085/333/medium/fd6ed0c7-4143-415e-b4fe-8e3cb1c9ce0b.jpg">トマゾ・ガッラロッティ
「イザイア」セールス担当
「外し」のテクニックが随所に ナポリを代表する名門であり、クラシックと時代性を両立するスーツ、ジャケットを作り続けているイザイア。勤務する社員のスタイリングも遊び心に溢れている。シャツの襟先はあえて片方が跳ねた状態。本開きとなっているジャケットの袖ボタンは外す。ナポリのサルトリアーレのエッセンスを感じさせる、ヒネリの利いたジャケット着こなしと言えよう。" title="e4e51b03a509df7c08952b7813e09a4a7ee47ddd" data-src="/galleries/images/000/085/334/medium/63a93313-fa23-414f-89f1-306cfe1d5f22.jpg">プレッピーの最新形がこれだ 兄弟で、ともに職業はアクセサリーデザイナー。名前は伏せてほしいとのことであしからずご了承のほどを。左はベージュのリネンジャケットに同系色のチノーズという難易度の高い着こなし。スタイルのよさと醸し出す雰囲気で、コーディネートを自分のものにしている。ストールで色気を加味した“イタリア解釈のプレッピー”だ。右はポロシャツを合わせたくなるマリンテイストのプレッピーだが、ヘンリーネックTシャツを使うことでよりリラックスした印象に。スタイリングの方向性はことなるが、並んで違和感がないのは兄弟のなせる業か。" title="13f1c13e53053123ed5c07d45ed92575d67ee3a7" data-src="/galleries/images/000/085/335/medium/84837d5d-879b-4d82-bf4b-d92401fa8e43.jpg">
アレッサンドロ・ピローニス
「キートン」勤務
クセのある柄物を手なずける ダブルブレストジャケットをタイドアップで。ジャケット、ネクタイともにクセのあるパターンをセレクトしているが、ネクタイの地色が濃いので引き締まった印象を与えている。ボトムズはグレイパンツが無難だが、カーキをセレクト。結果、全体的に独特の味わいを醸し出すカラーリングに仕上がった。" title="154ac2771ca9db28abb0019c53e5da5588150a6e" data-src="/galleries/images/000/085/336/medium/e2f1197b-d608-491d-8ee2-dc717e8e6b35.jpg">アドリアーノ・ディ・マテイス
「キートン」勤務
掟破りのローライズデニム いまあえてローライズデニムをはき、かつ、アンコンストラクテッドとはいえテーラード仕様のジャケットを合わせるというのは、相当の自信家である。ジャケットの袖丈も、カジュアルなチェックシャツのサイジングも見事。好みの分かれる着こなしだが、「自分に合う服」を知っているという点は認めざるを得ない。" title="5ca6618676f8edd87dc961bb5444303e0b9cabc6" data-src="/galleries/images/000/085/337/medium/edf006cb-59d1-4a04-bf6a-18b79e6217fa.jpg">デヴィッド
モデル
「イタカジ」アップデート版発見 ジャケットに白シャツ、カジュアルなカーゴパンツ。往年の「イタカジ」を彷彿させるコーディネートだが、それぞれのアイテムがアップデートされているので古さを感じないのだ。ボリオリのジャケットはダブルブレストで着丈短め。カーゴポケット付きのパンツは細身にしてクリース入り。ボルサリーノのハット、フェリージのドキュメントケース、クルチアーニのミサンガなど、いずれの小物も配慮あるセレクトと言える。" title="a291d73718921def0512d7dcdf8f0ff1d2011587" data-src="/galleries/images/000/085/338/medium/4a002784-f42d-41a0-951d-016e72a46e63.jpg">サイモン・ホールデン
デザイナー
人気の衰えぬアイビールック 夏らしいカラーリングのジャケットスタイル。足元はスリッポンで、アイビーをベースとした清潔感のあるスタイリングと言えよう。アイビー的着こなしには髪型やアイウェアのセレクトも重要な要素となる。すなわち7:3分けにウェリントンタイプのクラシックなサングラス。全体で“味わい”を醸し出すのである。" title="0e01fb06e49d72bd3bcbd9c3f7d7736c1abbefd4" data-src="/galleries/images/000/085/339/medium/53221e35-a537-4c0c-8104-4d40af9630ea.jpg">プリモ・グエルチレーナ
「PMG」代表
貫禄のジャケット&グレイパンツ 幅広のラペル、段返り3ボタンが特徴的な、淡く美しい水色のジャケット。このジャケットを見てピンとくる方もいると思う。フィレンツェが誇るサルト、アントニオ・リベラーノが手がけるリベラーノ&リベラーノのものである。パンツはGTA、トートバッグはビームス(!)、そして靴はベルルッティ。一見オーソドックスだが、どのアイテムにも本人のこだわりが感じられる。これが洒脱というものである。" title="33fbc65cbb488c7fe17a3a3ff39a9a6eae7123d7" data-src="/galleries/images/000/085/340/medium/6dbe3389-d46d-43ff-b04f-d3a86272dcb5.jpg">リーノ・イエルッツィ
「アル・バザール」オーナー
まずサイジングを見習うべし ご存知ミラノのセレクトショップ、「アル・バザール」のオーナーであるリーノさん。青シャツにネイビーのネクタイ、ボトムスはグレイパンツという定番服を使用しているが、オフホワイトのダブル6Bジャケットで「押し出しの利く」コーディネートに仕上げている。この着こなしから最初に見習うべきはジャケットのサイジングだ。型のライン、胸回りのフィット感はさすがのひと言。彼の“味”を参考にするのはその後である。" title="93322c666dabd9ae4f2abbc036fa9b9e09c3da0f" data-src="/galleries/images/000/085/341/medium/cd836fd6-be8a-4843-8b10-b25a0fca37dc.jpg">ガブリエレ・パシーニ
「ガブリエレ・パシーニ」オーナー/デザイナー
年季が醸し出す「味わい」を見よ 「モデナの怪人」の異名をとる、ガブリエレ・パシーニ氏。チェック柄のジャケットは自身のショップのオリジナル。グリーンのパンツとコンビの革靴はたしかにコーディネートのポイントになっているが、彼の凄みはインナーの合わせにある。尋常ではない深さのVネックTシャツ(しかもジャケットと同系色)を、パンツにタックイン。容易に真似のできない年季の入った着こなしだ。 " title="d774c3a07acfb9f1e6354eeb0219c95762422695" data-src="/galleries/images/000/085/342/medium/3311d2ce-68f2-4b12-bb8b-413661efaa59.jpg">ロレンツォ・ラポ・バッレリーニ
クリエイティブ・ディレクター
ピッティには珍しいナード系スタイル パッチ&フラップのワークテイストのジャケットに、フランス軍払い下げの大きなリュックがバランス良し。ピッティではあまり見かけることのない、上品&ナードなスタイリングだ。ポロシャツは白のジョン・スメドレーをセレクトし、清潔感を保持。バイクのヘルメットが期せずして着こなしのアクセントになっている。 " title="c9d58eb95e228c666386f11a6059830309b14847" data-src="/galleries/images/000/085/343/medium/51193ece-5fcb-47a8-9186-7e799d90b3bf.jpg">パーク・マルクス
バイヤー
ネイビージャケットがあればいい! ボリオリのネイビージャケットに白シャツ、ベージュのパンツ、そして茶のスエードシューズ。ピッティに集まる男たちは、こんなシンプルなコーディネートが大好きなのだ(冬はVネックセーターがくわわり、ウールのグレイパンツに変更される)。ポケットチーフは好みだが、まずは白のリネン素材のものを持っておくといい。" title="3b48387444210e36f6d0b24714d90519376983a4" data-src="/galleries/images/000/085/344/medium/6dcc0db6-b5ef-41af-aae5-414474b5ee42.jpg">ガブリエレ・バルディモッティ
「ヘルノ」ブランドマネージャー
究極にシンプルなスーツスタイル 中綿入りのアウター類が日本でも大人気のヘルノ。そのブランドマネージャー氏のスーツ着こなしは、ポケットチーフすら存在しない削ぎ落とされたもの。本人のスタイルの良さというアドバンテージはあるものの、“足し算”になりがちな日々の着こなしにおいて、つねに心のどこかに留め置きたい潔さといえよう。" title="4ab9e2b50aa015b267f985be3c08f02951f48b6c" data-src="/galleries/images/000/085/345/medium/dba0850d-b433-413e-88fe-fd18c0454053.jpg">「イザイア」デザイナー
夏の“モノトーン”はこう着るべし この時期のモノトーン、とくにスーツで作るモノトーン着こなしは清涼感がカギになる。これがなかなか難しいのだが、イザイアのデザイナーである彼の着こなしはじつに見事だ。ライトグレーのスーツに白シャツ。合わせるネクタイの模範解答は黒のニットタイだが、シルク素材を持ってきたところがセンスの良さである。清涼さを保ちつつ、ドレッシーなテイストに仕上がるのだ。" title="661183385fea745a1c036d443938ab0b600474a7" data-src="/galleries/images/000/085/346/medium/4b44a31c-faa4-47ab-9132-67788bc9e163.jpg">トーマス・ヴェッレ
セールス担当
組下を外し涼しげなイメージに タイドアップで隙なく着こなした、6ボタンのダブルブレストジャケット。もしパンツがジャケットの組下だったら、ここまで軽快な印象にはならなかっただろう。濃い色のジャケット+明るい色のパンツが、この時期のコーディネートの基本。素足でスリッポンを合わせれば、より夏らしさを感じさせる着こなしになるはずだ。 " title="d0d258f0d28284d35ac6b5bb9c445bafb86bed6a" data-src="/galleries/images/000/085/347/medium/d0a3e405-29a4-406a-a76a-107f39158598.jpg">ルカ・ロダ
「ロダ」オーナー/デザイナー
ブルーをベースに色数を抑える 1995年にスタートし、イタリアのみならず欧州全土で人気を博すブランドがロダである。オーナーでありデザイナーでもある彼の着こなしは、もはやピッティ・ウォモの風物詩。ウォッシュの効いたセットアップは、もちろんロダのオリジナルだ。ブルーをベースに全体の色数を少なくした、男らしいスタイリングである。またカジュアルなジャケットスタイルにおいて、このスカーフの結び方はぜひ参考にされたし。 " title="b40089c6fa3c4f2626c7f4df48f177338c3fa1c5" data-src="/galleries/images/000/085/348/medium/602e945d-1d10-44eb-812c-7484493c47c5.jpg">シモーネ・コルシ
ピッティ関係者
靴まで青のグラデーション 明確なテーマを感じさせるスタイリングといえる。すなわちキャスケット、ジャケット、ネクタイ、ジーンズ、そして靴にいたるまで、色味はちがえど「青」で構成したコーディネートなのである。テーマが明確な場合押しつけがましさを生じる危険性があるが、どのアイテムもスモーキーなトーンをセレクトしているので嫌みがないのだ。 " title="e67873ee47a0f82ada63c2debe60534e03f3263f" data-src="/galleries/images/000/085/349/medium/a6f7dc3c-887d-421b-8b24-b8c9416e179b.jpg">マーカス・ラッソン
バイヤー
ショートパンツの絶妙な裾丈 夏に実践すべきジャケット+ショートパンツ。この着こなしのようにショートパンツは膝上くらいの裾丈で、太すぎないシルエットのものを選ぶと上品にまとまる。ジャケットはネイビー無地でも悪くないが、目立たないような色のウィンドウペンが入ったものをセレクトすれば、リゾート感を醸し出すこともできる。" title="6e6423ad8ac1795d3b96a85b9686d1f76b703968" data-src="/galleries/images/000/085/350/medium/a96dff3c-7ba8-4773-b285-f9fe25a49b08.jpg">ホアキン・アイゼンバーグ
ショップ経営
細身カーゴで遊び心を トップスはネイビーブレザー、白シャツ、ネイビーのネクタイというオーソドックスな組み合わせ。グレーのウールパンツやデニムにくらべて、より遊び心を感じさせる「細身のカーゴパンツ」を合わせることで、全体的に洗練された印象を与えるコーディネートに。" title="67993c4a1f4fcc7f4b685146dfc04f5f95683246" data-src="/galleries/images/000/085/351/medium/330500d0-dfbf-40dc-b91a-d573e5847903.jpg">マイケル・ソンダッグ
ハケット勤務
“製品洗い”の効能とは ロールアップしたデニムやフルブローグのシューズでただ者ではない雰囲気を漂わせている彼は、ハケットのスタッフ。見事なサイジングのジャケットは、製品洗い、すなわちウォッシュ加工が施されたもの。いわゆる「こなれ感」を演出するために重宝するアイテムといえる。" title="899c3d0cee301901b14366eeef63ca7fe693b6bf" data-src="/galleries/images/000/085/352/medium/7f35c2ee-8b94-4a9a-a494-9377465b5cb7.jpg">エイト・アッレグロ
サルト
淡いトーンはこう着るべし 服はすべて自作というサルト(仕立て職人)。さすがにサイジングは申し分なしで、くわえて色合わせが絶妙である。生成りのジャケットにグレーのシャツ、ピンクのパンツ。いずれも淡いトーンで夏らしさを感じさせるカラーリング。ポケットチーフの「タラシ具合」も完璧な、年季の入った着こなしである。" title="dc05ef5b49f48ba5f17bd53b2dc70bf2ec393f2e" data-src="/galleries/images/000/085/353/medium/a801f6b4-0e61-4675-ba24-93e024bae289.jpg">マシュー・クライン
セールスマネージャー
服は英国、着こなしはイタリア ピンストライプの入ったグレーのジャケットにギンガムチェックのシャツという、極めて英国的なアイテムを選択しているが、その着こなしはイタリア流の外しが満載。すなわちジャケットのラペルを立て、シャツのボタンを開ける。ピッティにやって来た他国の人に見受けられる着こなしのひとつ。" title="ff153ad10f58943d2b2748473eb520da9f77f164" data-src="/galleries/images/000/085/354/medium/6b21fdf4-6aca-47cf-a1d8-f08e39047e01.jpg">アレッサンドロ・スクアルツィ
「アレッサンドロ・スクアルツィ」代表
洗練を極めたセットアップ スナップの常連であるスクアルツィ氏。夏らしいベージュのセットアップを、いまっぽく着こなしている。「いまっぽい」ポイントは3つある。ウェリントン型のサングラス、タック入りでロールアップしたパンツ、そしてキャンバスのデッキシューズ。凡百のイタリアオヤジにはない洗練を感じさせるコーディネートだ。" title="3d3f6c3da7fe5e2c3a44a8c84874c1bab99cd37b" data-src="/galleries/images/000/085/356/medium/b5270c3c-c236-4025-bcf6-8b8be0b6684f.jpg">
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